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ソプラノ歌手 岩見真佐子 Official Blog

ソプラノ歌手・岩見真佐子の日々の活動の様子、出演情報などをお知らせいたします。

黙祷


音楽家は何に支えられているのか。
音楽への深い愛情、作品との信頼感、演奏家としての使命感、聴衆の存在…?

音楽評論家の吉田秀和氏の文学・音楽・美術と垣根を越えた視点での言葉は、
舞台で演奏するようになってから、私には核心となる支えであったように思います。
朝日新聞に掲載される「音楽展望」、晩年の執筆はハッとするような言葉が多かった。
音楽の深い情感、気持ちの在り方考え方、舞台に立つ厳しさ、
過去の新聞の切り抜きは肌身離さずいつも手帳に持ち歩いています。
己を顧みるとき、日々の自分を戒め立て直し明日へと向かう言葉が必ずあるから。
いまそ存在を失って改めてその言葉が身に浸みます。

2010年の記事から 
世につれ目覚める演奏家たちの魂
…音楽的理性はよく目覚めて働いているのだが、それでもそこから生まれてきたものは頭で作ったものではく…
時が経てば自然にうまくなるというものではない。そんな簡単なことではない。

クラシック音楽を聴衆に対して広く解放して、大きな流れの中で言葉を挙げ続けていた方だったのかな。
大局的な方向を見極めてきた中に、深い慈愛を感じます。

岩見真佐子☨

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足立さつきさんのリサイタルへ


先週の土曜日、足立さつきさんのデビュー25周年記念リサイタルへお伺いいたしました。


二期会研究生の時に初舞台で共演させて頂いて以来、さつきさんは私にとって「先生」で、私は「手のかかる子?」。
北海道公演の思い出や、ばったり銀座でお会いしてお茶タイム~ドレスを見立てて
下さったり、拙い私のリサイタルには華やかな笑顔で駆けつけて下さるお姉様は、
近づき難いほどの方なのですが、その背から学ばせて頂いている憧れの女性です。


さつきさんもおっしゃられておりましたが、ご自身のお誕生月でもある風薫る五月、
お客様で満員のホールにも、爽やかな風が吹いておりました。

お祝いの気持ち

足立さつきさんへのお花


コンサートチラシをフラワーショップの方にお見せし、
さつきさんのイメージで花束を作っていただきました。

とても素敵な時間を☆ありがとうございました。
背中に幸せの羽がはえました~♪

岩見真佐子拝


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ランチタイムコンサート

光溢れるセントレホール…緑豊かで国際色豊かな南麻布に昨年できたホール。
初めて出演させて頂きました。
開放感に包まれ落ち着いた空間でほっとします。
お近くにお住まいの方々とのさり気ない瞬間を
音楽で繋いでいく…そんなランチタイムコンサート。
海外からのアーテイスト含め毎週様々な楽器の本格的なコンサートが
毎週企画されていておすすめです。


ピアノの新居由佳梨さんとは初共演!
しかも、朝のリハーサルで「初めまして~♪」
初めてお会いしたのに気持ちよく接して下さって。
何の心配もなく!どんどん良い集中力で音楽に専念できて、
いつの間にか音を通じて二人で作品の中に入っていました。

濃密な至福の時間はあっという間。。。
毎度のことながら、音楽の時間はあっという間に終わってしまいます。とほほっ
自然光がたっぷりと入るお昼のコンサート、
お客様にはまたお会いできますよう楽しみにしています!

Masako♪


演奏会の記録 | コメント:0 |

追悼✞

突然の畑中先生の訃報がまいりました。
忘れ難い記憶が刻まれた日になりました。
セントレホールのオーナーが先生との関わりも長い、
お付き合いもあられる方だけに、思いが募ります。
ご縁を大切にして行かなければと思います。

2月のオペラ公演、連日見守って下さった先生の姿、
その存在から私たちに伝えて頂いたもの、
まだ言葉になりません。
いまは感謝と共に静かにお祈りを捧げます。

岩見真佐子拝



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かわさき市民アカデミー♪

少し以前のことになりますが…
2月輩の企画
かわさき市民アカデミー 美術史特別講座」
“抽象絵画への誘い”

に行ってきました。

近代絵画史の中で印象派以降の展開は
イマイチどころか、まったく把握できておらず。。。

大好きなピカソやマチス・クレーの絵も
なぜそこに至ったのか、よりも、
目の前にある作品のすばらしさに感動して
十分に満足して終わっておりました。

ん? 終わらせざるを得なかった! とも言える。

講師:美術史の本江邦夫先生のお話しを聴くうちに、
音楽・美術・建築・デザイン…
次第に絡まった糸が解れてきたような~

もう少しすると、
長年の???の焦点が合ってくるような気がします。

印象派のゆくえ 
これからもアンテナはっておきます。

真佐子拝



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