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ソプラノ歌手 岩見真佐子 Official Blog

ソプラノ歌手・岩見真佐子の日々の活動の様子、出演情報などをお知らせいたします。

熊本大分地震への思い

4月14日の熊本大分地震から一ヶ月。
昨夜も余震の知らせに、現地の皆さんの今だに落ち着かない日々を案じています。


父が訪れていた大分から戻ってきたのは、震災の一週間前のことでした。
深く緑豊かな大分の自然、蒼い空と清らかな阿蘇の湧水…
美しい故郷の光景は一気に色を失った気がしました。


現地の親族一同の安否を確かめ合い、大切な皆様のご家族の安否を伺いながら、
舞台上共演の方々も聴衆も、誰もが自分の事として、
真剣な瞬間と向き合っていたように思います。
この一ヶ月の音楽には少なからず、この大地に生きる者同士の真剣な眼差しがあったことを
感じます。

被災地の皆さん、避難所生活で続く余震に、心身共に力尽きる思いでしょう。。。
無事であること、命あること、連絡が取れること、繋がっていること、
それだけにただ感謝の思いです。

⒊11東日本大震災のあの日、都内に居ながら避難所で過ごした一夜が、
まるで昨日のことの様に鮮明な感覚で甦ります。
今何が起きているのか? どこがどんな様子になっているのか?
情報のない隔絶された中で、断続的な余震と鳴響く警報音に一晩中緊張していました。
その後の計画停電や原発被害の中、九州から届く励ましは大きな支えでした。
音楽が本当の意味で直接の支援に繋がるのは、もう少し先のことですが、
被災地の深刻な現状と皆さんが抱える不安は日々共有しています。
諦めずに再生への気持ちから一緒に繋いで参ります。



Masako Iwami
5・14 Tokyo



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山本正道先生の『新制作展』


山本正道先生の『新制作展』へお伺いいたしました。


山本先生の作品に取り上げられているボルテッラは、トスカーナの内陸部にある古代エルトリア時代に栄えた12都市の一つ。


題名
ボルテッラ


耳を澄ませると、古代の人々が街を行き交う足音が聞こえてくるような、そんな気がしました。


真佐子
・Masako Iwami・



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歯は命

リサイタル翌日!ということは、決死の歯の手術日。。。
ここ数年治療にかかっていた歯の、本格的な工事に取りかかります。

歌手である以上、発音には歯の厚さ・隙間・長さ・かみ合わせなど、繊細な影響が及びます。
実際には人にはその影響はわからないものでも、感覚的に調整してゆかねばならない必須アイテムです。

昨年秋、主治医の健史先生も、もう限界かなあ、と困った顔。
いつならできる?と真顔でおたずねの姿に覚悟を決めたものの、
帰国しても、本番は年末公演、ニューイヤーコンサート、オペラ公演、春の地方公演まで
一気に予定されている。。。というわけでこのタイミングに決まっていたのです。

2時間で終わるらしいですが ×××…行ってきますぅ 痛;


真佐子拝







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天狗さまに会いに

リサイタルを前に・・・

先週、久しぶりに高尾山に登って来ました。
昨年末からオペラが続いたので、珍しく今年になって初めて!

演奏会前になぜ?という声も聞こえますが、
歌うのに酷使する背筋や足腰をほぐすのには一番なので♪


ケーブルやリフトを使うと自宅から1時間で山頂。
奥ノ院まで歩いて見晴台へ~
絶景のパノラマでスカイツリーまで一望の素晴らしさはここでしか味わえません。

まだ先日の雪が残っていて、稲荷山コースを歩くには厳しいと判断。
ゆっくりリフトで降りてきました。
吹き抜ける山の空気、大自然の力に癒され
目から耳から澄み渡り生き返る心地でした。


奥ノ院でドイツからの観光客3人組に遭遇!!
ビジネスマンだという。
お線香の煙で身を清める、怪我や病の治癒を願う、儀式の意味?が判らなかったようで、
聞かれて異文化交流。
かなり奇妙な姿に見えるのでしょうね…ふむ、確かに!.

キリスト教で香油や香炉をたいて祭壇を清めるのと同じなのですが、
彼ら外国人が仏教や神教に対する何らかの知識を持っているのももはや普通。
ここは日本だから、と安心してはいられない。
「天狗」のこと聞かれていたら・・・むむ。。。


真佐子拝








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ジャム作り


季節の果物をおいしく頂く季節になりました。


数回吹きこぼしてグツグツ…この大鍋で2杯。


夏みかんのママレードが大量に完成☆
これからルバーブ、そしてブルーベリーと続きます。

できたてを楽しみたいから、パウンドケーキ作りも同時進行、至福のテーブルになりました!


Masako


ジャム作り①

ジャム作り②


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